第9番札所
興福寺 南円堂
(コウフクジ ナンエンドウ)


開基: 藤原冬嗣
宗派:法相宗
開創: 813(弘仁4)年
本尊: 不空羂索観世音菩薩
   
(ふくうけんざくかんぜおんぼさつ)
お真言: おん はんどま だら あぼきゃ じゃやでい そろ そろ そわか
御詠歌: 春の日は 南円堂に かがやきて 三笠の山に 晴るるうす雲

五重塔や阿修羅像など見どころ満載の興福寺は、
飛鳥時代から平安時代にかけて猛威を振るった藤原氏の氏寺です。
南円堂(重文)は弘仁4年(813年)、藤原北家の藤原冬嗣が
父・内麻呂追善のため創建した八角堂で、
現在の建物は寛政元年(1789年)の再建となります。
創建時の本尊はもと興福寺講堂に安
置されていた不空羂索観音像でした。